イエスタディをうたって

冬目景先生の作品は実に個性的だと思う。
その絵には独特の世界があり、儚げで懐かしい感じがする。
設定がありきたりであり、それほどドラマティックな展開が訪れないのも特徴。
物語はたんたんと進むといった感じだろうか。
そこに親近感を覚えると言う感じだろうか。
それでも漫画と言う事で普通では起こり得ない出来事が起こる。
どこか主人公を応援と言うか自分と照らし合わせる為それが読者をぐっと惹きつけると思う。
そんな作品の中で一番の私のお勧めなのが「イエスタディをうたって」だ。
時代は現代。特別な能力が出てくるわけでもないただの恋愛コミック。
それでもこの作品が魅力的なのはキャラクターの個性だろう。
ヒロインの野中ハルは感情豊かな一途で健気なかわいいキャラ等々。
内容。
大学を卒業した主人公・リクオは社会人になる道を選ばずにフリーターとしてアルバイトをする日々。
そんな中カラスを連れた少女・野中ハルが現れる。
ハルは過去1度すれ違っただけのリクオがずっと気になっていた。
そのリクオに偶然出会い、ハルとリクオは奇妙な関係になる。
ハルの気持ちはリクオに向いているがリクオの気持ちは大学時代の友人・シナコに向いている。
シナコの気持ちは亡くなっている幼馴染へ向いていると言う不思議な関係で物語が進む。
この作品で一番好きな言葉は「アイとはなんぞや?」です。
さて4巻よりは「思い出に帰る人達」のsecen3です。
元彼女がリクオのアパートに押しかけ居候になっている時に、お見舞いに来たハルとシナコの遭遇の図。
ここは読んでて特に面白かったです。
この作品はビジネスジャンプで連載中だがかなりの不定期連載。
8年位前から連載されているが出ている関数が4巻。
ちなみに「羊のうた」のあとがきなど読むと作者は女性と言う話が有力。


